SZD-45A Ogar 作成方法・図面
● | 尾翼をバルサに変更しました。(2021/09/09更新) |
● | 詳しい寸法はA0サイズのpdfファイルでご覧いただけます。(最下部図面の項目 |
● | 説明不足で分かりにくい部分があると思います。ページ最下部から遠慮なくご連絡ください。 |
| 図や写真,説明文を追加します。 |
胴体
枠配置図と枠
↑初めに枠AとD,Eを4×4バルサ2本で繋ぎます。(図面では枠Nを使うようになっています。)胴体後部を取り付けることを考えて4×4バルサは長いまま使用します。そのままではゆがむので,1㎜厚バルサで形を整えて瞬間接着剤で仮止めします。
↑初めに枠AとD,Eを4×4バルサ2本で繋ぎます。胴体後部を取り付けることを考えて4×4バルサは長いまま使用します。そのままではゆがむので,1㎜厚バルサで形を整えて瞬間接着剤で仮止めします。
↑枠B,Cを取り付け,枠の下部を4×4バルサで繋いでいきます。このとき,初めの4×4バルサが(キャノピー部分)水平になるように枠と枠の間隔に合わせて短く切って使います。
↑全部と後部を連結します。広めの1㎜厚バルサで形を整えて瞬間接着剤で仮止めします。
↑4×4バルサは枠の位置で切り,決して曲げないようにします。歪みが生じます。弱いように感じますが,1.5~2㎜バルサで覆うので強度は生じてきます。(バルサプランク)
↑枠M,Kを取り付け,歪みを訂正むしたあと枠E2,E3,F,G,H,Iを取り付けます。
その後1.5または2.0㎜バルサを張っていきます。
↑バルサはソフトバルサを使い,小さなピースを張っていきます。
少し大きめにカットし片方を瞬間接着剤で留め,ゆっくり曲げてカッターで大きさを合わせます。
その後,瞬間接着剤を流します。瞬間接着剤用ノズルを使います。
多少の隙間や凹凸があっても気にする必要はありません。
↑バルサプランク作業が終わったら,木工用パテを隙間に充填します。大きな隙間があったら木工用パテの前にエポキシパテ木部用を充填します。
サーボ取付板は2㎜新ベニアです。この板の後側は主翼取付用のカーボンパイプを後で取り付けます。
↑プランク材の下部を切り取ります。カーボンパイプ(直径12㎜長さ435㎜)を枠Mに瞬間接着剤で取り付けます。最後に枠Mとカーボンパイプの連結部分にエポキシ樹脂を流します。
写真は8㎜のジュラルミンパイプです。0.5㎜厚アルミ板と結束バンドで仮止めしています。垂直尾翼と水平尾翼を取り付けたあとで作業をした方が,狂いがなくやりやすいと考えます。
瞬間接着剤で止めた後結束バンドは取りますがアルミ板はそのままです。
↑車輪止め枠L2枚で6×6ヒノキを挟んで接着します。
↑2㎜厚シナベニアをエポキシ樹脂接着剤で留めます。曲面ですが平らになるように接着します。
車輪を厚手の両面テープで留めます。
↑胴体前部の下面です。胴体の覆いの上から整形した後に貼り付けます。ただし,水で濡らして曲面を作ってから貼り付ける必要があります。
↑胴体最全部はバルサブロックです。適当な形に鋸で切り,形を整えます。
↑形ができたら胴体に接着してサンドペーパーで段が無いように大きさを最終調整します。
モーターマウント
株式会社ダイナミックスから購入したエポキシガラス(商品名:サーキットボード)1㎜厚で作製しました。
半透明なのでネジの位置が透けて見えます。ダウンスラストとサイドスラストを付けています。あとはワッシャーで調整します。
↑4個の穴は写真のように取り付けます。
↑機体に取り付けた様子です。補強の三角形もエポキシガラスです。瞬間接着剤で仮止めした後,エポキシ樹脂接着剤でしっかりと留めます。
シナベニア側のエポキシ樹脂はできるだけ広い面積に塗るようにします。強度が増します。
フィルム貼り
フィルムは胴体の曲面が多いので分割して貼ります。
側面を後1/2を三分割,前1/2も同じく3分割です。先端は2分割で,左右合計で14分割です。
主翼止め
↑主翼はゴムで止めます。4㎜Φカーボンパイプです。
車輪は超軽量ホイール(ウルトラ ライトホイール51mm)です。結構強度がありそうです。
エルロンサーボのコネクターの穴を開けます。エルロン用のコネクターの接続は機体の外で行います。
↑主翼のストッパーを取り付けます。(主翼が完成してから取り付け)
前のストッパーは5×10㎜バルサを取り付け翼断面の形に形を整えます。同時に取り付け角を決定します。
尾翼(EPSテスト用)
●現在尾翼はバルサに変更して飛ばしています。バルサの場合は補強はしません。
↑尾翼の寸法図です。5㎜厚スチレンボードで作ります。
↑5×5㎜バルサ貼り付けます。接着剤は水性を使いますが硬化しても弾力のあるものが良いので「速乾クリア」を使いました。
↑補強用に1㎜厚バルサを貼ります。
↑型を作り,水性スプレーを吹き付けます。
全体で約26g。
↑新聞紙の上で塗装しますが,廃材などを利用して数㎜浮かせます。新聞紙の上を垂れた塗料が影響しないようにします。
↑長めのカーボンロッド(1㎜Φ)を主翼や胴体と角度を合わせて取り付けます。次に30㎜ほどで切り取り垂直尾翼の5×5㎜バルサを差し込みます。
5×5㎜バルサはピンバイスデバイスで穴を開けておきます。
↑垂直尾翼の前の部分にもカーボンロッドを差し込み,「速乾クリリア」で接着します。
補強
1㎜カーボンロッドと釣り糸で補強します。尾翼をバルサで作るには垂直尾翼に厚さを持たせて頑丈に作る必要があります。そうするとかなり後が重くなってしまいます。スチレンボートで作り補強した本がはるかに軽くなります。
↑釣り糸のカーボンパイプ上の位置は,後端から200㎜です。
↑カーボンロッドはバルサを通します。釣り糸はカーボンロッドに結びます。エポキシ樹脂接着剤で留めます。
↑カーボンロッドはカーボンパイプに溝を作ってはめ込み,エポキシ樹脂接着剤で固めます。
↑釣り糸はカーボンパイプの後端から200㎜の位置で結び,エポキシ樹脂接着剤で留めます。
尾翼(バルサ)
垂直尾翼
↑カットした1㎜厚バルサに8×8㎜角バルサ棒を貼り付けます。厚さ10㎜の垂直尾翼になります。
↑エポキシ樹脂接着剤で取り付けます。
最後はスプレー塗料で着色します。塗装か所以外をマスキングテープと新聞紙で包んで塗装します。
ラダー
厚さ10㎜なので8×8各バルサ棒と2㎜バルサで芯を作り1㎜厚バルサで覆います。(バルサプランク)
水平尾翼
2㎜厚バルサで芯を作り,1㎜厚バルサで両面を覆います。4㎜厚の水平尾翼になります。
エレベーター
4×4㎜角バルサと4㎜厚バルサで作ります。カット用図面はありません。
↑中心部分を2㎜厚シナベニアで補強します。補強した側が上面です。
↑ラダーは一般的なヒンジ,エレベーターはクリアフォルダーの透明タイプを使いました。方法は「工作のテクニック ヒンジ」を参照してください。
↑ラダーホーンの取り付け
↑エレベーターホーンの取り付け。ラダーと干渉しないように注意。
↑尾輪の取り付け。尾輪は手芸用の飾り玉に黒マジックで着色。
主翼
↑翼長1,624㎜です。
主翼のリブ配置図です。片側1~15のリブがあります。リブ間隔は54㎜です。中央の連結部分の間隔は48㎜です。
↑連結部分です。2㎜シナベニアで連結します。シナベニア2枚は前後で1㎜の段差があります。
↑この部分はゴムで胴体に止めるので間隔は48㎜です。後縁はモーターのサイズにより位置が異なります。
↑主翼下面を張ります。その後で前縁材を接着して整形します。
↑主翼断面図です。
↑サーボの延長コードとして単芯線を通します。三色使います。直径は1㎜程度で,リブにはピンバイス・ドリルで穴を開けて通します。
↑両端は余裕を持って10㎝ほどはみ出しておきます。
↑サーボのコードを切断し,はんだ付けします。
↑サーボホーンが動く隙間があるか確認。(ちょっと失敗しました)
↑切り取ったサーボのコードをはんだ付けします。
サーボの動きを確認します。
写真は受信機と受信機用ニッカドバッテリーです。送信機でスティックを動かして確認します。
ニッカドバッテリーは何かと便利です。直接受信機に差し込めば,他に何も取り付けずに,すぐにバインド作業もできます。
テストが終わったらサーボを住友3Mの両面テープで止めます。念のためスプリングクランプで挟んで一晩置きました。
↑主翼は8㎜幅の平ゴムで止めると目立ちません。手芸用にいろいろな色があるのでフィルムの色に合わせるとよいでしょう。
翼端
翼端に小さな車輪をつけることで滑走して離陸ができます。
↑0.8~1.0㎜ピアノ線で作ります。
エルロン
エルロンは1.5㎜厚バルサで作製します。
↑バルサカンナやサンドペーパーで傾斜を付けます。上側は1.5㎜厚バルサを木目が長さ方向に直角に貼り付けます。80㎜幅がほとんどなので4枚貼ることになります。
↑胴体側のヒンジは瞬間接着剤で留めます。エルロン側はビスナットを使わずに爪楊枝を差し込みました。意外に軽くて今まで外れたことはありません。
↑ホーンとロッドストッパーです。左右対称です。
↑ホーンは木ネジで取り付けました。
キャノピー
↑胴体に合わせて組み立てます。前後の長さは胴体の取り付け部分より1㎜程度短くします。
↑中心のリブは実機では存在しませんが強度の関係で採用しました。
↑1㎜バルサで覆い,窓枠を斜めにします。
↑0.3㎜厚の樹脂製シートを透明両面テープで止めます。
糸リンケージ
機体総重量450~500gを目指しているので,できるだけバランス錘を付けずに重心が合わせられるようにするために,サーボの位置を胴体前部にしました。さらに軽くするために釣り糸によるリンケージにしました。
↑エレベータ,ラダーは共に3㎜アルミパイプで糸の向きを変えます。
↑サーボ取り付け板は斜めに取り付けます。
↑サーボホーンが干渉するので穴1つ分カットしました。
↑エレベーターホーン,ラダーホーン用の糸を通すための3㎜Φアルミパイプとワイヤーを取り付けます。糸は4号の釣り糸です。
エポキシ樹脂接着剤でしっかりと取り付けます。
↑エレベーターのリンケージの片方は尾翼の上を通します。水平尾翼に穴を開けて糸を直線に貼るより方法もありますが,穴を開けたくないので,代わりに擦れる部分に薄い金属テープを貼り付けました。
↑エレベータとラダーはヒンジテープの他に,薄い塩ビシートを用いて下図の①または②の方法があります。
エレベータとラダーの釣り糸でのリンケージです。
機器の配置と取り付け
モーター
↑モーターはワッシャーを使ってダウンスラスト,サイドスラストを付けます。
↑モーターとESC間に距離があるので延長しています。モータコネクターは2㎜です。回転方向を設定してから胴体内に押し込みます。
↑ESCの延長コードは余分なぶんを胴体後部に押し込みます。
通常の配線
ジャイロを使用しない通常の接続です。
初めにこの回路でサーボの動作やモーターの回転を確認してからジャイロを組み込みます。
ジャイロの組込み
HobbyEagle A3-L を組み込みました。
取り付けと調整については「飛行機用ジャイロ」のページをご覧ください。
↑ジャイロを取り付けるためにクラフト鋸で切り取りました。組み立てる前に切り取ると,歪みが生じて組み立てがうまくいきません。
↑写真の上側がESCです。
写真の真ん中はHyperion G5 50Cmax 3S 1,100mAhで,2㎜シナベニアを胴体枠に接着してマジックテープを貼り付けます。
写真の下側は受信機です。
受信機とESは2㎜厚バルサを胴体枠に接着して結束バンドで止めます。
図面
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