Anderson Greenwood AG-14 作成方法・図面
●尾翼面積を変更しました。それに伴いサーボの位置も変更しました。(2121/11/09)
注意 図面などで水平尾翼に「肉抜き」がありますが,必要ありません。
●上反角が実機と同じなので,模型としては不安定です。ジャイロを使って安定させています。ジャイロを使わない場合は上反角を10°ほどにしてラダーの幅を10㎜ほど広げたほうが安定すると思います。
●詳しい寸法はA0サイズのpdfファイルでご覧いただけます。(最下部図面の項目)
●説明不足で分かりにくい部分があると思います。ページ最下部から遠慮なくご連絡ください。
図や写真,説明文を追加します。
胴体の加工
胴体枠の配置図です。
はじめに枠D,G,Eを接着します。写真は下からみています。
枠Bを2×5ヒノキと4×4バルサで支えて接着します。2×5ヒノキと枠Eが水平(一直線)になるように,また,位置関係を注意します。
枠Aを4×4バルサ4本で接着します。下側のバルサは曲面を作るために2本つなぎます。(下の写真参照)
枠Aから枠Gの後端まで1本の4×4バルサで繋ぎます。曲面になるように曲げますが,水で軽く湿らしてゆっくり曲げていきます。
側面の2×5ヒノキとその下の4×4バルサに,曲面をつけるために4×4バルサを接着します。キャノピーの枠C2の曲面に合うようにサンドペーパーで成形します。
枠Fと4㎜Φのカーボンパイプを取り付けます。このカーボンパイプはしっかりとエポキシ樹脂接着剤などで取り付けます。構造上重要です。
Gには主翼をゴムで止めるためのカーボンパイプを通す穴を開けておきます。
(モーターの取り付け位置を変更したので実際とは少し異なります)
カーボンパイプの取り付け位置は前後で異なります。
プランク作業の前に全体にサンドペーパーをかけて丸みをつけます。
1.5㎜厚バルサの柔らかいものを選び貼り付けていきます。一か所留めて少しずつ曲げながら縁をカットして合わせていきます。
曲げにくいときは少し水で湿らせるとうまくいきます。
後部はまず側面を貼りますが,両方の曲線が同じになるように補強を入れます。
(モーターの取り付け位置を変更したので実際とは少し異なります)
写真のように貼り,サンドペーパーで角を丸めます。
胴体後部の主翼部分です。双胴なので連結の強度の関係で,主翼の後約1/3は胴体側に取り付けます。また,1㎜厚バルサで覆います。
モーターの取り付けスペースとして,中央を奥行き30㎜,幅60㎜カットしてあります。
(モーターの取り付け位置を変更したので実際とは少し異なります)
モーターの取り付けボックスを枠M1~4で作りはめ込みます。
垂直尾翼と水平尾翼組み立ててから取り付けます。水平尾翼は主翼の下弦と平行になるように注意します。
カーボンパイプに取り付け,2×7㎜バルサで補強します。
1㎜カーボンロッドで補強します。
先端部分のブロックを作ります。バルサブロックよりも残り物のバルサを組み合わせました。
胴体側は5㎜厚バルサで幅10㎜の溝を作ります。枠Aに前輪を止めるためのビスナットのペースです。
両面テープで仮止めしてサンドペーパーで整形します。この部分は2㎜木ネジで止めて取り外し可能にします。
主翼をゴムで止めるためのカーボンパイプを取り付けます。前方のパイプです。
後方のパイプです。両パイプともエポキシ樹脂接着剤でしっかり止めます。
キャノピー
キャノピーの枠形状と配置
枠C1,C2,C3を4×4㎜バルサ,3×3バルサで繋ぎます。
横の窓枠5×5㎜バルサを貼り付けます。
前の窓枠5㎜バルサを張り付けてサンドペーパーで形を整えます。
前の窓枠は斜めに角度を付けます。
0.3㎜厚の樹脂製シートをマスキングテープで止めながらハサミで切ります。
実際の取り付けはフィルムを貼った後です。
エンジンカバー
エンジンカバーの枠形状と配置
胴体にテープで仮止めしてJ,Kで連結して接着します。
(モーターの取り付け位置を変更したので実際とは少し異なります)
上面を1㎜厚バルサで「プランク」します。その後で胴体から取り外します。
側面を張り,角を丸めます。
主翼
主翼の平面図とリブの配置です。
リブの形状です。
初めに主翼連結材を使って2×5㎜ヒノキと4×4㎜バルサで上反角をつくります。
左右の翼のリブを取り付けます。1㎜厚バルサで定規を作って90°を出しています。後側の3×3㎜バルサを取り付けてリブが傾かないようにします。
主翼中心部です。後側の5×15㎜バルサと3×3㎜バルサを先に取り付けます。左右の翼とリブ間隔が異なります。
1㎜厚バルサで上側前1/3を覆います。(バルサプランク)
前縁材の5×10㎜バルサと後縁の5×10㎜バルサを取り付けます。あらかじめ少し大きめに加工してから取り付けたほうが良いと思います。
1㎜厚プランク材と前縁材の間に隙間ができることもあり接着面が不安なので1×5㎜バルサで裏側から補強します。
コーナーなどで気になる箇所は8㎜三角バルサで補強します。
翼端Aの下面に5㎜厚バルサを取り付けます。
2㎜厚シナベニアでエルロンサーボの取り付け板を作ります。
9gサーボを両面テープで止めます。写真の方向で高さが翼内に収まります。
エルロン取付板は必ずクリアラッカーを塗っておきます。また,サーボのステッカーは取り付ける側は剥がしておきます。
下面のフィルムを貼ってからサーボを取り付け,上面を貼ります。
エルロンの作成方法です。2㎜厚バルサです。上下で木目の方向を変えています。
エルロン幅は30㎜ですが,10㎜のフラップを付けます。
ホーンの位置とヒンジの位置を補強します。
ジャイロのメンテナンス窓の部分のフィルムを切り取ります。
開いた穴はそのままでエンジンカバーで隠れます。
着陸脚
主脚
主脚は2㎜のピアノ線です。3㎜は加工が難しいのでこれで弱いときは断面が2×15㎜程度のアルミ板が良いかもしれません。ただし,ピアノ線と異なり弾力がありません。
主脚は3㎜木ネジで止めるので3㎜厚シナベニアで補強します。
左右対象です。
前輪
本体側に3㎜木ネジで止め,先端部分は両面テープで止めます。
補強に3㎜シナベニアを機体内部に取り付けます。
1㎜厚アルミ板と2㎜厚アクリル板で取り付け金具を作ります。
ビスナットで留めるとまさかの時に機体を壊す確率が大きいので木ネジで留めています。
2㎜ピアノ線を2回巻いて自作しました。
機体に取り付けた様子です。
フロント部分は2㎜木ネジで留めています。
先端部分の金具の部分を広げる必要がありました。
サーボで動かしていましたが,サーボが直ぐに破損するので通常の取付方法にもどして,ラダー面積を増やしました。
メカの搭載・リンケージ
モーター
モーターマウント。エポキシグラス板をカットして作成。
3㎜シナベニアの枠M1~4でボックスを作ります。
カーボンパイプとモーターの軸の間隔は2㎜程度です。
ジャイロ
●P1-Gyroは,2ポジションスイッチを使用する場合,通常モードとAVCSモードの間でのみ切り替えることができます。
10×5㎜バルサと10×10㎜バルサでジャイロの取り付け材を取り付けます。
ESCのモーターコードを延長せずに,ESCは主翼の下に配置しました。(写真上左側)
ジャイロの取り付け材の配置図です。
ジャイロを使用しない通常の接続です。
ジャイロを使用しない通常の接続
初めにこの回路でサーボの動作やモーターの回転を確認してからジャイロを組み込みます。
P1-Gyro(3軸)
ジャイロは1㎜厚のプラスチック板に両面テープで取り付けます。プラスチック板を2㎜木ネジで機体に止めます。
リンケージ
リンケージロッドはすべて1㎜ピアノ線です。また,ホーンはすべて2㎜厚シナベニアです。
エルロンサーボ。ロッドストッパーを使いました。
エレベーターサーボです。1㎜ピアノ線のサーボ側はZ字曲げ,ホーン側はL字曲げで先端は抜けないようにリジンで止めました。
ラダーサーボです。1㎜ピアノ線のサーボ側はZ字曲げ,ホーン側はL字曲げで先端は抜けないようにリジンで止めました。
ホーンは2㎜厚シナベニアです。
両方のラダーは連動します。1㎜ピアノ線は両端ともL字曲げで先端は抜けないようにリジンで止めました。
尾翼のリンケージ変更
尾翼面積を増やしたせいで後が重くなりました。サーボの位置とサイズを変更して0.8㎜ロッドでリンケージしました。
エレベータサーボです。0.5㎜厚アルミを加工して取り付けています。
アルミとサーボの間は両面テープで留めます。
エレベータホーンです。0.5㎜厚アルミで自作しました。
元のサーボの位置に穴が開いています。フィルムで塞ぎました。
反対側のラダーサーボです。
ラダーホーンです。0.5㎜厚アルミで自作しました。
キャノピーとエンジンカバーの取り付け
クリアフォルダー(文具)を10㎜幅に切ってマジックテープ(ファスナーテープ)で止めています。簡単で結構強度があります。
キャノピーとエンジンカバーのマジックテープ(ファスナーテープ)を黄色に変えました。
少しは目立たなくなりました。
ロゴ
赤のストラップを胴体に入れ,エンジンカバーにロゴを入れました。
尾翼にもロゴを入れましたが小さすぎて目立ちません。そのうち機体番号を入れたいと思います。
図面
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