Morane-Saulnier Lフライト日誌・仕様・実機写真

midashi
初期の飛行機に良く見られるパラソル翼の飛行機を設計してみました。
色々ある中で単葉のモラーヌ・ソルニエ Lを選んでみました。 仕様と図面を書き換えました。2021/02/01
改良しているうちに上手く飛ばなくなりました。
古い飛行機は水平尾翼や垂直尾翼の面積を大きくしないと安定しないようです。パラソル翼なので自立安定がありますが,上反角が必要です。
ラダー機(エルロンなし)に落ち着きました。ラダーはエルロンチャンネルに接続しています。
エルロンチャンネルからラダーにミキシングを100%かけています。滑走練習はラダースティックで,飛行中はエルロンスティックで操作します。

Morane-Saulnier L kakudai

↑2020/09/07 完成

2022/04/17  久しぶりに飛ばしました。

↑風もなくのんびり飛びました。

↑着陸。滑走路の端でした。笑顔

2022/02/11  今日は建国記念日。久しぶりの好天でした。

Morane-Saulnier L

2021/11/28 午前中みごとなすじ雲(巻雲)が一面に広がっていました。

Morane-Saulnier L

↑滑走距離が短いので,滑走路に直角に離陸。

Morane-Saulnier L

↑気持ちのいい秋空です。

Morane-Saulnier L

↑カラスがしつこく追いかけてきました。悪さはしません。

↑着陸

2021/11/07  風もなく秋晴れの良い天気でした。  エルロンを付けてから操作が楽になりました。

Morane-Saulnier L
Morane-Saulnier L

↑「Anderson-Greenwood-14」を追いかけますが,追いつけません。

Morane-Saulnier L

↑直ぐに追いつかれます。

Morane-Saulnier L

2021/10/31  全くの無風でゆったりと飛ばせました。  エルロンに変更しました。やはりエルロンの方がコントロールが楽です。

↑スムーズな離陸です。

Morane-Saulnier L

↑翼面荷重が増えて最低速度は上がりました。

Morane-Saulnier L

↑着陸態勢。ここでのコントロールがエルロンの方がやり易いです。

↑本日のベストショット

2021/09/19  前回の問題点をクリアして再挑戦です。

Morane-Saulnier L
Morane-Saulnier L

↑遠くにやると向きが分からなくなるのでほどほどに

Morane-Saulnier L

↑ローパス

Morane-Saulnier L

↑このくらいの高度がベストです。

2021/09/11  午後から雨なので朝早く出かけてきました。曇りですが蒸し暑く感じます。

Morane-Saulnier L
Morane-Saulnier L

↑良く撮れていたので縮小率を減らしてみました。

Morane-Saulnier L
Morane-Saulnier L

↑優雅に飛びます。

Morane-Saulnier L

↑ローバスパス

Morane-Saulnier L

↑着陸態勢。ブレーキONです。  プロペラを止めるとラダーの効きが悪いので悩んでいます。

ラダー機は前を重くしてパワーOFFで下向きに加速するようにした方が着陸時に風の影響が少なくなると思います。水平飛行はエレベーターを少し引くことになりますが,前の重い方が操縦しやすくなると思います。  着陸時にラダーが効かなかったことが何回かありました。失速直前の低速だったと思います。  スパイラルダイブが心配ですが,ラダー面積も少し増やしてみます。  あと主翼取付部分が弱いようです。ここも補強します。

2021/09/05  ベストショット

Morane-Saulnier L
Morane-Saulnier L

2021/07/11  滑走性能が悪いので,主翼を図面より10㎜下げて重心を下げました。また,着陸脚を短くして滑走時の迎え角を落としました。(図面は訂正してあります)

Morane-Saulnier L
Morane-Saulnier L

↑いままで着陸脚が長すぎて滑走時の迎え角が大きすぎました。そのせいで浮くと同時に失速していました。  そのため急激にパワーを上げる必要がありました。

↑滑走状況は良好です。

↑更に安定して飛ぶようになりました。

2021/05/09  残念ながら3m/sほどの風がありました。

Morane-Saulnier L kakudai

↑前回スチレンボードのフラップを付けていましたが,1.5㎜バルサを取り付けてフィルムを貼りました。

 Movie 

↑横風に煽られて離陸が不安定です。上空では安定しています。

 横風があるとなかなか真っすぐ滑走しません。尾輪が浮くとすぐに向きを変えます。サイドスラストを増やす前に前輪を連結して向きを変えにくくしています。

2021/06/20  あまり風もなくフライト日和でした。

 Movie   低速で失速し易いようです。離陸失敗は機速が十分ではないのにエレベーターを引いたためと思います。  スピードが上がると安定しますが低速で小さ目の半径で旋回すると失速します。あまりスピードを落とさずに大きなの半径で旋回する必要があります。  予想以上に外乱に弱いようです。

 やはり少しサイドスラストを付けてみます。不安定さの原因が分かりませんが,もしかしたら主翼位置を下げると良いかもしれません。次回挑戦します。 パラソル翼で主翼が上過ぎると次の点が考えられます。 ①主翼が上過ぎて垂直尾翼がプロペラ後流の影響をもろに受ける。 ②重心に対して主翼が上過ぎ,外乱の重心回りのモーメントが大きく影響を受けやすい。 ③重力と揚力の復元モーメントにより安定はするが復元までの時間がワンテンポ遅れ る。

2021/04/25  久しぶりに風もあまりなく晴天でした。

↑最低速度が結構早かったのでフラップを付けてテストしてみました。  1㎜スチレンボードを両面テープで貼り付けて主翼後縁を15㎜延長しました。

↑安定してゆっくり飛ぶようになりました。

↑風に流されましたが何とか着陸。

 Y氏にも飛ばしていただきましたが,OKとのことでした。調整に長い時間かかりました。甘く考えていました。  小さい機体ほど翼を大きく作らないと安定しないようです。

2021/04/04  今日は天気予報が大外れ,朝9から雨が上がるまで3時間待ちました。

↑モーターを変えてまあまあの飛びです。

↑もう少しゆっくり優雅に飛んでほしいので1㎝くらいのフラップを取り付けてみます。ハイパワーで頭上げ覚悟です。

↑着陸失敗泣顔

2021/03/06

↑不安定ですが軽いので何とか離陸。

↑パラソル翼はやはり癖が強いようです。モーターの調子も悪いので取り換えて再チャレンジです。

2021/02/21  尾翼のサイズが決まったので,スチレンボードから1.5㎜バルサに変更しました。

↑楽々離陸します。

↑別角度から離陸の様子を撮影。

↑着地

 風に弱く直ぐに流されます。風があるとラダー機なので補正が大変です。もともとパラソル翼は風に弱いようです。  また,重心と揚力の鉛直距離が大きいのでピッチングに対する挙動に少し影響するようです。かなり前を重くした方が安定します。

2021/02/07

 今日も結構風があります。

↑最近めっきり白髪が増えました。泣顔

↑軽々離陸。エレベータ引きすぎです。

↑上空は風か一定ですが,かなり流されます。旋回注意です。

↑小さい機体は向きが分からなくなるので注意!

↑このくらいの高度が一番楽しいのですが,風のある日は低空では気流が不安定です。

↑着陸失敗笑顔  小さくて軽い機体は風の乱れに敏感です。まあヘタではありますが……

2021/01/31

 主翼面積を大きくしたり,尾翼面積を変更したりいろいろやってみましたが,結論としては主翼を元に戻し,上反角をつけてラダー機にしました。水平尾翼と垂直尾翼は2㎜スチレンボードに変えて大きく作り,ハサミで切りながら調整しました。

↑まだ垂直尾翼面積が大きすぎて油断するとスパイラルダイブを起こすようです。もう少しラダーをカットしてみます。泣顔

↑やっと最適値が見つかったと思います。素直に離陸して安定して飛行するようになりました。

 パラソル翼と言えども模型の場合は上反角が必要でした。調整に長くかかりましたがこれで楽しく遊べる機体ができました。  このクラスの小さな機体はESCのブレーキをONにしないと滑空性能が大きく異なります。また,着陸時も苦労します。

 Movie   操縦Y氏,撮影管理人(ヘタクソ)  風にあおられ離陸,上空では風に流されますが安定しています。唯一の問題点は撮影。短くてすみません。

2020/10/25

 パラソル翼の特徴として風に弱いように思います。  エルロン機で安定するかと思いましたが,むしろラダー機(エルロンなし)として風のない日に雰囲気を楽しむ程度で,それ以上のことは無理なようです。  今日は風のなかで中破しました。泣顔

Morane-Saulnier L

2020/09/27

Morane-Saulnier L

↑エルロン機初飛行。上反角を1~2°付ければもっと飛ばしやすいと思います。

2020/09/23  エルロン仕様完成

2020/09/19

↑飛行は安定していますが,ラダーの効きが悪いのでエルロンを付けてみます。

仕様

最終のデータです。(2021/10/14)

主翼
 翼型Clark Z
 平均翼弦13.0
 翼長70.0
 面積910.0 cm2
水平尾翼
 平均翼弦8.0
 翼長25.9
 面積207.2 cm2
 モーメントアーム23.5
 水平尾翼容積比0.41(0.30~0.60)
垂直尾翼
 平均翼弦8.0
 高さ11.5
 面積92.0
 モーメントアーム24.5
 垂直尾翼容積比0.035(0.02~0.05)
重量
 胴体102.5 g
 主翼43 g
 Lipo 2S360mAh28.0 g
  計173.5 g
翼面荷重20.7 g/dm2
主翼垂直尾翼面積比9.6 %(5~10)

詳しいデータが別ウインドウでご覧になれます。 morane-saulnier.pdf

翼型について

CLARK Z

ClarkZ翼断面と特性 定番のクラークYと作りやすい下面フラットのクラークZの比較 clark Z clark Y 比較

実機について

 モラーヌ・ソルニエ L(Morane-Saulnier L)は、第一次世界大戦当時のフランスのパラソル翼飛行機。運用開始は1914年で生産機数は全体でおよそ600機。プロペラブレードに装甲を施し,機関銃1挺を前方に向けて発射できた。(Wikipediaより)

Morane-Saulnier L

RFCマーキングのMorane-Saulnier L RFCはRoyal Flying Corpの略でイギリス王立陸軍航空隊 Original image: wikimedia commons Copyright:SDASM(Public domain)

Morane-Saulnier L

↑2018年3月22日 Original image: wikimedia commons Copyright:Wernervc(CC BY-SA)

乗員1または2
全長6.88 m
全高3.93 m
翼幅11.20 m
運用時重量655 kg
動力60 kW(80 hp)
最大速度115 km/h
航続距離2時間30分
実用上昇限度4,000 m

※ル・ローヌ9C ロータリー式9気筒レシプロエンジン

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