Morane-Saulnier L 作成方法・図面

注意 図面などで胴体プランク材や尾翼に「肉抜き」がありますが,必要ありません。
詳しい寸法はA0サイズのpdfファイルでご覧いただけます。(最下部図面の項目)
尾翼は図面では2~3㎜スチレンボードですが1.5㎜バルサの方が頑丈です。
説明不足で分かりにくい部分があると思います。ページ最下部から遠慮なくご連絡ください。
図や写真,説明文を追加します。

Morane-Saulnier L kakudai

胴体

Morane-Saulnier L

↑2㎜シナベニアの枠です。CDEHは3㎜シナベニアまたは2㎜シナベニアを補強します。

↑枠(2~3㎜厚シナベニア)の位置と2㎜厚バルサの底面と側面の形状と位置です。

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↑初めに枠AとBを接着した後で側面上(2㎜厚バルサ)を接着します。BD間は122㎜です。瞬間接着剤よりもタイトボンドなどで角度を調整しながら接着します。

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↑枠Cの写真は初期のもので,図面とは異なります。図面では上まであり,Hに接着します。

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↑下面2㎜角バルサで連結して接着します。

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↑連結した下面A,B,Cを接着します。

Morane-Saulnier L
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↑上面B,Cを同様に連結してから接着します。上面Dは後で取り付けます。

Morane-Saulnier L

↑尾翼取り付け部分です。

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↑側面を前から接着していきます。すべて張り終わってから上面Dを接着します。  100番程度のサンドペーパーで角を丸めます。  この段階でクリアラッカーを外側だけでなく内部もくまなく塗ります。乾いたら400番程度のサンドペーパーで磨きます。

 1㎜厚バルサは木目が胴体の長さ方向に直角になるようにします。市販のバルサは幅80㎜が多いのでいくつか分割することになりますが,胴体の長ささ方向にするよりはるかに強度が増します。

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↑サーボ取り付け板を取り付けます。位置は側面上(2㎜厚バルサ)材の直下です。サーボが入ることを確認してから取り付けます。

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↑エンジンのカウルは2㎜厚バルサを水で濡らして曲げ乾燥させます。乾燥してから接着します。

尾翼

 尾翼は2~3㎜厚スチレンボードまたは1.5㎜バルサです。ラダーについては図面には大小2案示しています。  上の尾翼取り付け部分の図を参考にしてください。

↑尾翼は「肉抜き」してありますが1.5㎜厚バルサの場合は必要ありません。

主翼

 ラダー機とエルロン機と実験してみましたがラダー機の方が軽くて良いと思います。  このサイズの小さな機体はサーボ一つ追加するだけで飛び方が異なってきます。低い高度でのんびりフライトが良いと思います。 写真については初期のものであり,作り方は同じですが,上反角が付いていません。

↑リブの形状と配置図です。

↑使用する材料サイズとプランク材の位置です。

↑主翼中心部分の連結材の形状です。

↑初めに後部の連結材の上に3×3㎜バルサを接着して上反角を作ります。  微調整が必要なので瞬間接着剤は使わずにタイトボンドなどを使います。

↑中央の連結材は後側から接着します。  下側の4×4㎜バルサは下にはみ出すので後で平らにカットします。  前方の連結材も同様な処理です。

 ここから先の主翼の写真は最初のもので上反角がついていません。上反角以外の作成方法は同じです。

↑初めに4×4㎜バルサと3×3㎜バルサ(リブ後方上)に端からリブAを接着していきます。バルサなどで48㎜幅の定規を作り,それを当てながら作業を進めます。  リブCは後で取り付けます。

↑リブCを取り付けます。

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↑1㎜厚バルサで覆います(バルサプランク)。途中で接ぐときはリブの位置で,リブを利用します。  その後で前縁材(5×10㎜バルサ)を取り付けます。  次にバルサカンナまたはサンドペーパーで整形します。

↑翼端を取り付けます。リブの下面に来るように接着し,三角バルサなどで補強します。  最後にクリアラッカーを塗ります。  主翼の重量28gで仕上がりました。

上反角を2°ほど付けたほうが安定するようです。上反角を付けるには翼中心でカットし,翼端を水平から10㎜上にします。

固定フラップの取り付け

更新21/04/27  固定フラップを取り付けることで揚力が増え,ゆっくり飛ぶようになります。  フィルムを貼り終わった後で1㎜厚バルサを幅15㎜程度取り付けます。接着面はフィルムを剥ぎます。  翼上面の三カ所ほど2×2㎜バルサで補強します。

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着陸脚 主脚  車輪は塩ビ板です。「工作のテクニック」を参照してください。

Morane-Saulnier L

↑前輪(主脚)は1.5㎜Φのピアノ線です。

Morane-Saulnier L

↑1.5㎜ピアノ線を1㎜アルミ板を介して3㎜木ネジで留めます。

尾輪  尾輪が無いと真っすぐ滑走させるのが困難です。

Morane-Saulnier L

↑0.7~1㎜ピアノ線を1㎜バルサでサンドイッチにして接着し,垂直尾翼に両面テープで留めます。  尾輪は手芸用品です。穴が大きかったので5㎜ヒノキ丸棒を詰めて1㎜ドリルで穴を開けました。

枠完成

Morane-Saulnier L

↑フィルム貼り前の機体です。尾翼や胴体の「肉抜き」は必要ありません。初期型で上反角が付いていません。

メカの搭載・リンケージ メカの搭載  フィルム貼りの後で取り付けます。

Morane-Saulnier L

↑ラダーサーボが前,エレベータサーボが後です。リンケージは釣り糸で,胴体の外側からホーンに結びます。  サーボの下に縦に受信機とESCを配置します。受信機のアンテナを粘着テープで止めることで受信機が固定されます。  また,ESCは枠Cの奥に押し込むことで固定されます。

Morane-Saulnier L

↑ワッシャーを利用してダウンスラストをつけます。あとは実際に飛ばして調整します。  ダウンスラストは3°程度,サイドスラストは垂直尾翼面積が小さいので0°で良いと思います。  モーター固定用のイモネジを回すのに六角レンチを使います。そのための穴を開けておきます。

Morane-Saulnier L

↑バッテリーをスポンジで巻き,輪ゴムで止めて押し込んで透明シートとマジックテープで止めています。

リンケージ  エレベータとラダーはヒンジテープの他に,薄い塩ビシートを用いて下図の①または②の方法があります。

軽量モーターグライダー
軽量モーターグライダー

↑エレベータとラダーは釣り糸でリンケージします。

リンケージの方法については「工作のテクニック」の「5 リンケージとストッパー」を参照してください。

配線

esc接続

調整  尾翼は調整中はカットし易いように2㎜スチレンボードです。ハサミでカットしながらテスト飛行を繰り返しました。  最終的には7.2°の上反角で安定しました。また,バルサの方が強いのでスチレンボードから1.5㎜バルサに替えました

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図面

pdfファイル

 A0サイズのpdfファイルです。画像をクリックして「プログラムで開く」でご覧になれます。  別ウインドウで開きます(再読み込みをしないと表示されない場合があります)。

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