EPP,EPS タイプⅠ,Ⅱ,Ⅲ フライト日誌・仕様

midashi
できるだけ簡単に作れてよく飛ぶ機体を目指しました。
発泡ポリスチレン(通称発泡スチロール,EPSと略します。商品名「デコパネ」「紙貼りパネル」など)で作成しました。
ほとんど両面テープで作ります。このサイトで最も簡単に作れます。なにせ主翼にはリブがなく平板です。面倒なフィルム張りもありません。二種類作ってみました。タイプⅠは翼長55㎝,タイプⅡは翼長80.7㎝です。
EPSは衝撃で割れるので,発泡ポリプロピレン(EPPと略します。)でも作ってみました。
上反角0で中翼機なので初心者の方は3軸ジャイロ搭載をお勧めします。

2022/03/13(タイプⅢ EPS)  やや風のある一日でした。午後からは風が強くなり飛行は無理でした。  風があると着陸が難しくなります。

2022/01/09(タイプⅢ EPS)

スチレンボード機 kakudai 拡大

2021/12/12(タイプⅢ EPS)  今日は風がありました。  後退翼にして胴体を少し長くしました。予算の都合で文具店で購入した7㎜厚のEPSです。  風の中非常に安定しています。  ジャイロを切ってテストしたかったのですが風が強かったのでジャイロのノーマルモードで飛ばしました。

スチレンボード機 kakudai 拡大

↑後退翼機の完成です。

スチレンボード機 kakudai 拡大

↑風があると着陸は苦労します。  機体は無傷でした。

 Movie 

 安定して飛びます。  画面右から左へのの風が強く,スロットルが同じだと相当速度が異なります。  風下での旋回は早めの操作が必要です。

2021/11/21(タイプⅡ EPP)  滑走路付近は無風に近いのですが,上空は風が少しありました。

スチレンボード機 kakudai 拡大

↑離陸後の上昇中  風が巻いているところがあり,リカバリーできずに墜落しました。

上反角0なので,風に巻かれるとエルロンで回復できずにダイブしてしまいます。少し後退翼にして胴体を少し伸ばしてみて安定性を見てみます。  まだまだ改良が必要です。

2021/09/26(タイプⅡ EPP)  2セルバッテリーとGWS8040ペラです。  ウイングレットを取り去り,着陸脚を1.5㎜ピアノ線から2.0㎜ピアノ線に換えました。

↑GWS8040の方が操縦が楽です。スロットルの操作がマイルドになりました。

2021/07/11(タイプⅡ EPP)  2セルバッテリーとGWS8040ペラに換えて飛ばしてみました。

 特に問題なく飛びました。推力も十分です。効率も良いようです。

2021/03/14(タイプⅡ EPP)  あいにく風が強かったのですが思い切って飛ばしてみました。

↑ラダーに尾輪を付けてみました。滑走時のラダーでの補正が楽です。

↑難なく離陸しましたが……

 2回目の飛行のとき風下に流されて機体の向きが分からなくなってしまいました。泣顔ベテランU氏にバトンタッチして何とか滑走路近くに持ってこれました。

2021/01/31(タイプⅡ EPP)

 1月にしては暖かくあまり風もなくフライト日和でした。

↑難なく離陸

↑2機同時飛行

↑両方ともEPP(発泡ポリプロピレン)  左はファンフライ

 タイプⅡのエルロン,エレベータ,ラダーの面積を翼の50%程度にしてサーボを高速のデジタルサーボに換えれば似たような飛びを見せるかもしれません。

2021/01/24(タイプⅡ EPP)

 早朝の雨も上がり午前中は風も弱く曇りでした。午後から晴れました。

スチレンボード機 kakudai

↑今日も調子よく安定して飛びます。

2021/01/16(タイプⅡ EPP)  10㎜厚EPP(発泡ポリプロピレン)で作成しました。翼厚が増えたのですが特に問題なく安定しています。やはりウインクレットを付けたほうが更に安定すると思います。

スチレンボード機

↑写真が良く撮れませんでした。泣顔

2020/12/26(タイプⅡ)  今年最後のフライトでした。風もあまりなく久々の好天でした。

↑ジャイロのロックモードで離陸です。見事な離陸になります。

 拡大しました。

↑この後,調子に乗って壊してしまいました。泣顔

2020/12/20(タイプⅡ)

 風が強かったのですがせっかく出かけてきたのでジャイロを信じて無理して飛ばしました。みんな心配そうに見守っていました。

↑ジャイロのロックモードで離陸です。

↑風が強くジャイロ無しでは私の腕では無理でした。エルロンが勝手に忙しく動いています。着陸も上手くいきました。

2020/12/13(タイプⅡ)  7㎜厚のデコパネで少し大きめに作ってみました。翼長も増やしました。

↑上から見た写真です。

↑下から見た写真です。下側の主翼を赤く着色しています。上空での視認性はこのほうが良くわかります。

 Movie 

 尾輪式なので置いたとき機首を上げた状態です。その状態でジャイロをロックモードにして離陸しました。  スロットル以外の操作はいりません。真っすぐ上昇していきます。上昇したところでのジャイロをノーマルモードにしました。

スチレンボード機

↑記念撮影笑顔

 翼長が伸びたので少しロールが苦手になったようです。モーターも変えました。

2020/11/29(タイプⅠ)

 3軸ジャイロBigaole 3G-Aをテストしてみました。  設定については「ラジコン飛行機の機器」の「飛行機用ジャイロ」をご覧ください。  風か強くロック(AVCS)モードはテストできませんでした。ノンロックモード(通常のジャイロモード)では細かにエルロンが動き自動で補正してくれるので非常に飛ばしやすいと感じました。もう少し推力が欲しいのでモーターを取り換えてロック(AVCS)モードも次回テストしてみます。  送信機でスイッチの切り替えができるのは本当に便利です。  モーターを「TAROT MT 1806 2280 KV」,バッテリーを3S450mAhに変更しました。  ノーマルのジャイロモードでテスト飛行しましたが,On,Offではっきり違いました。Onでは急に上手くになったように錯覚します。  離陸時にパワーをかけても真っすぐ上昇します。風もありましたが着陸もスムーズです。  次回はロックモードを重点的にテストしてみます。3D以外でも使えると思います。

↑風速3m/s(Windy予報)の中ノーマルモードのジャイロが効いて真っすぐ上昇します。

↑風が少し巻いていますが安定して飛びます。  水平飛行中にジャイロをロックモードにしてエルロンを切るとロールを続けますが,エルロンスティックを離すと水平飛行に戻ります。

2020/11/01(タイプⅠ)

スチレンボード機

↑胴体左右の2×5㎜ヒノキを1×5㎜カーボン平板にし,着陸脚を取り付けました。

↑5㎜厚スチレンボードでウイングレットを取り付けてみました。

↑直進性がアップ,揚力も増えたような感じです。抵抗が減ったかどうかは感じませんでした。

 Movie 

↑簡単に作れて操縦し易い機体です。揚力係数が小さいので翼面荷重の割には少し早く飛びます。

2020/10/25(タイプⅠ)

↑飛行場デビュー

↑記念撮影笑顔

↑安定して飛びました。

↑このあとちょっと着陸失敗して胴体が二つに折れました。胴体左右の2×5㎜ヒノキが2本とも折れていました。1×5㎜カーボン平板にすべきでした。

2020/10/21(タイプⅠ)

スチレンボード機 kakudai

↑翼面荷重19.1から18.2に変更,垂直尾翼容積比0.126から0.041に変更。垂直尾翼容積比が許容範囲(0.02~0.05)になりました。  テスト飛行待ちです。

2020/10/18(タイプⅠ)

↑実証機完成

スチレンボード機

↑脚が無いので手投げです。

スチレンボード機

↑主翼は平板ですが普通に飛びました。翼断面とは何なのでしょう。  ただし,抵抗は大きいようです。

スチレンボード機

↑翼面荷重をもう少し減らさないと最低速度が速すぎです。あと,油断するとスパイラルダイブ気味になります。 軽量化と主翼面積を増やして翼面荷重を減らしてみます。あと垂直尾翼面積を減らしてみます。

仕様

タイプⅠ
主翼
 翼型平板
 平均翼弦16.0
 翼長55.0
 面積880.0 cm2
水平尾翼
 平均翼弦7.3
 翼長24.0
 面積175.2cm2
 モーメントアーム26.1cm
 水平尾翼容積比0.32(0.30~0.60)
垂直尾翼
 平均翼弦7.5
 高さ10.0
 面積75.0
 モーメントアーム26.7
 垂直尾翼容積比0.041(0.02~0.05)
重量
 胴体・主翼133.5g
 Lipo 2S360mAh28.0g
  計161.5g
翼面荷重18.4g/dm2
主翼垂直尾翼面積比8.5%(5~10)

詳しいデータが別ウインドウでご覧になれます。 FunFry.pdf

タイプⅡ
主翼
 翼型平板
 平均翼弦17.5
 翼長80.7
 面積1412.3 cm2
水平尾翼
 平均翼弦13.0
 翼長28.0
 面積364.0 cm2
 モーメントアーム29.9
 水平尾翼容積比0.44 (0.30~0.60)
垂直尾翼
 平均翼弦11.0
 高さ14.0
 面積154.0
 モーメントアーム31.4
 垂直尾翼容積比0.042 (0.02~0.05)
重量
 胴体・主翼259.5 g
 Lipo 2S360mAh60.0 g
  計319.5 g
翼面荷重22.6 g/dm2
主翼垂直尾翼面積比10.9 %(5~10)

詳しいデータが別ウインドウでご覧になれます。 FunFry2.pdf

タイプⅢ
主翼
 翼型平板
 平均翼弦17.5
 翼長74.0
 面積1295.2 cm2
水平尾翼
 平均翼弦13.0
 翼長28.0
 面積364.0 cm2
 モーメントアーム39.9
 水平尾翼容積比0.64 (0.30~0.60)
垂直尾翼
 平均翼弦11.0
 高さ14.0
 面積154.0
 モーメントアーム41.4
 垂直尾翼容積比0.067 (0.02~0.05)
重量
 胴体・主翼324.5 g
 Lipo 2S360mAh60.0 g
  計319.5 g
翼面荷重32.5 g/dm2
主翼垂直尾翼面積比11.9 %(5~10)

詳しいデータが別ウインドウでご覧になれます。 FunFry3.pdf

翼型について

NACA0006

平板翼とクラークY,クラークZの比較です。別ウインドウで開きます。 平板翼 Clark Y Z 比較


参考文献等

 ▶低レイノルズ数流れにおける矩形平板翼の空力特性
 ▶揚力データ「Airfoil Tools」

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