工具・材料・機器・費用

工具など揃えていくのは金銭的に大変ですが,「練習用ラダー機」「練習用EPS機~機超簡単工作」「練習用軽量セスナ」を作成するのに必要な工具について必要最低限のものを挙げています。
「使っている工具」のページには豊富に掲載しています。
送信機については将来を見据えて十分な性能のものを購入したほうが良いと思います。
材料や機器類は地方ではなかなか手に入らないものもありますが,「オンラインショップ」のページなどを参照してください。

工具

カッター

折る刃式カッターナイフ

 大小あれば良いのですが小さなものの方が使いやすいと思います。  バルサなどのカットやコードの被覆剥がしに使います。  カッターマットは段ボールで代用できます。

半田こてとはんだ

 ESCとモーター,バッテリーをつなぐコネクターの取り付けに必要です。  ESCにはモーター,バッテリーのコネクターは付いていません。別途購入して自作します。

ハンダとハンダ鏝

↑ハンダ鏝は60Wと30Wを使っています。

ハンダとハンダ鏝

↑ハンダは電子工作用(ヤニ入り)を使っています。

ハンダとハンダ鏝

↑鏝台は必要です。水を含ませて使用するクリーニングスポンジが付いたものが良いと思います。  特殊なスポンジで水で膨らませて使用します

ペンチ

ペンチ

 着陸脚の1.5~2㎜ピアノ線を曲げたり,リンケージロッドを曲げたりするのに必要です。また,アルミ板の加工にも使います。  上から   ラジオペンチ   普通サイズのペンチ   ニッパーです。 ニッパーはリンケージロッドの端をZ字に曲げるのに必要です。強度が必要なのでメーカー品をお勧めします。写真は宝山です。

ハサミ

ペンチ

 カバーフィルムを切るハサミと0.5㎜程度のアルミ板をカットするハサミが必要です。  薄いアルミ板はハサミで切れますがアルミ専用に1個準備した方がよいと思います。  小さいハサミは100円ショップで買いました。フィルム張りのとき,張った後の細かい部分のカットに重宝します。

ドリル刃,とワイドハンドルドライバー  ドリルはなくてもワイドハンドルドライバーでドリル刃を回せます。ドリル刃はセットが良いと思います。

ワイドハンドルドライバー ワイドハンドルドライバー

 ほぼ実寸大です。差し替えてドリルの刃(差し込みが六角形)を回せます。

ドリル刃 ドリルとドリルの刃・ネジ回し

↑6本組セットです。2㎜~6.5㎜まで0.5㎜間隔です。

ねじ回し

ねじ回し

↑ねじ回し,ドリルの刃は差し込みが六角形で統一した方が便利です。

ドリルとドリルの刃・ネジ回し

↑2~3㎜のビスが回せるもの。  写真の精密ドライバー(時計ネジ回し)は100均ですが直ぐに曲がってしまいました。

六角レンチ

六角レンチ

↑モータービスなど2~3㎜のイモネジが良く使われます。

ヤスリ

ヤスリ

 幅20㎜程度の小型のもの。ピアノ線やカーボンパイプの切断に必要です。1㎜程度のピアノ線は普通サイズのペンチでもなんとか切断できます。  3㎜程度の丸型(上),7~8㎜程度の平型(中),幅20㎜程度の一般的な型(下)を良く使います。

ペーパー

ヤスリ

 100番と仕上げ用の400番程度が必要です。  8分割して使っています。

材料

機体材料 バルサとヒノキ  1.5~2㎜と3㎜のバルサ板,5×5㎜のヒノキ棒(ホームセンター)など。各機体の作成方法を参照してください。 EPSまたはEPP  練習用スチレンボード機で使用します。 プラスチック板  0.5~1.0㎜厚のもの。塩ビ板可  車輪を作るほか補強に使います。

カバーフィルム

カバーリングフィルム

 半透明の軽量タイプがお勧めです。幅60㎝長さ1.8mあれば十分です。  カバーフィルムは中国や台湾製が安価です。  ラジコンショップ,ヤフオクなどで購入しています。

練習用スチレンボード機,スチレンボード機は必要ありません。

ビスナット  2㎜と3㎜のもの(ホームセンター)

ピアノ線  1.5㎜のもの(ホームセンター)  着陸脚用です。

コネクター  電源用XT30コネクター(オスメス)(ラジコンショップ,ヤフオク)  2㎜モータ用コネクター(オスメス)(ラジコンショップ,ヤフオク)

機器

モーター  モーターは機体重量の10%程度の重さを目安にします。  推力は機体重量程度がベストです。推力がありすぎてもコントロールが難しいと思います。60%程度でも飛びます。最近はカタログに奨励ペラとバッテリー(電圧),推力が書いてありますから参考にして選べばよいでしょう。   機体重量はモーターとバッテリーなどすべてを含む重さです。

モーターの例

このモータを良く使っています。

TAROT MT1806 2280KVはOリングは必要ありませんが,DDペラの取り付け部分(ハブ)は厚いので取り付けられません。APCペラが使えます。

プロペラ

 モーターには奨励プロペラが書いてあります。それを使えば間違いありません。小型機にはGWSのDDペラが軽くて良いと思います。


 DDペラの取り付け穴がプロペラセーバーと合わないときはドリル刃で広げます。電動ドリルは厳禁です。ワイドハンドルドライバーに刃を取り付けて手でゆっくり回して空けます。

プロペラの取り付け

プロペラセーバーとOリング

↑プロペラセーバーとOリング

 「CT2211-2200」などの形状のモーターはプロペラセーバーとOリングでプロペラを止めたほうがプロペラや機体を壊すことが少なくなります。  プロペラセーバーはモーターの軸直径とサイズを合わせます。  「TAROT MT1806 2280KV CW」などの形状のモーターはAPCタイプのプロペラを使います。

バッテリー  バッテリーは機体重量の20%程度が良いと思います。  電圧はモーターのカタログに従いますが,2セル程度で良いと思います。  できればXT30のコネクターの付いているものが良いと思います。

バッテリーの例

ESC

esc接続

 ESCについてはほとんどのモーターに奨励〇Aと書いてあります。練習用ラダー機や練習用スチレンボード機,練習用軽量セスナについては10Aで十分です。  ESCはスロットル範囲を認識させないといけないタイプがあります。ほとんどの場合スロットルスティックを一番上の位置にして電源を入れて設定します。マニュアルを十分に確認してください。  回路は図に示したとおりですが,各機器にコネクターがついているとは限りません。特にESCはついているものはありません。

ESCとバッテリーの接続方法

コネクター

↑左からT型,XT60,XT30,JST いろいろサイズや形状がありますが,小型機ではんだ付け可能なものはXT30です。 JSTコネクターははんだ付けできないのでコード付きの購入をお勧めします。

 コネクターは種類が豊富なので使用する電流をもとに選択してはんだ付けします。最近はコネクターがついているバッテリーが多いのでそれに合わせてESCのコネクターを選べば良いと思います。  容量の小さいバッテリーにはJSTコネクター(Dualsky-2S-150mAh)が付いていることがありますが,ESC側にJSTコネクターをはんだ付けするのは難しいので避けた方が無難です。(圧着ペンチが必要です。)  バッテリー側をはんだ付けができるXT30コネクターに付け替えるか,ESC側にコード付きのJSTコネクターを付けると良いでしょう。

 または,コード付きのJSTコネクターを購入してコードとコードをはんだ付けしても良いかと思います。


ESCとモーターの接続方法

 ESCとモーターの間はコネクターを使わずに直接ESCにはんだ付けしても良いのですが,逆回転になってしまう確率1/2なのでコネクターをお勧めします。2㎜タイプが良いでしょう。  逆回転の時は3本の線のうち2本を入れ替えます。

esc接続

↑左は4㎜,右は2㎜です。ほぼ実寸大です。

esc接続

↑モーター側とESC側の取り付け。はんだ付けのあと熱収縮チューブで絶縁します。

10AESCの例

「ESC」と「バッテリー」のページも参照してください。 コネクターの種類については「バッテリー」のページも参照してください。  

送信機

 できるだけ安くて将来スケール機やスポーツ機を飛ばすことも考えて選定しました。  普通に飛ばして楽しむのであれば4チャンネルで十分です。練習用ラダー機はスロットル,エレベータとエルロン(またはラダー)の3チャンネルしか使っていません。エルロンの付いている機体もスロットル,エレベータ,エルロン,ラダーの4チャンネルです。  ただし,4チャンネルの送信機は将来を考えるとあまりお勧めできません。と言うより市販されていないようです。  Futabaの送信機で最安値は現在6チャンネルの   T6L Sport (6ch 2.4GHz T-FHSS Air mono)  で15,000円です。受信機付きです。最初はこれで十分ですが,すぐに物足りなくなるのではと思います。一つ上の6K(27,500)の方が良いと思います。T6Lは乾電池を使うようになっていますが,電池は直ぐに消耗します。  できれば10J(10ch-2.4GHz T-FHSS)38,000円が良いと思います。  また,少し前のモデル(2.4GHz)の中古であればヤフオクなどで安く手に入ります。  Futaba T7C FASST など4~5,000円程度で出品されています。  ほかにも  Spektrum DXe 6~9ch DSMX 2.4Gが国内の複数のショップで販売されています(技適製品)。これは液晶画面を持っていなくて設定はスマホを繋いで設定します。その分安価で8,000円台です。Spektrum は HORIZON HOBBY(US)の子会社です。

JR XG7

 XG7とXG14を使っています。JRはRC DEPOTに引き継がれましたが,受信機,機能とも不自由は感じていません。JR製品は海外で人気のようで,社外品の受信機が安価で手に入ります。  注意することは ※空用であること。車用もあります。 ※2.4GHzであること ぐらいでしょうか

参考にしてください。
双葉電子工業株式会社 ラジオコントロール ホームページ
SANWA Aquila-6 (生産中止になりました2020)
RC DEPOT T6x4(旧JR)
Spektrumrc.com

日本遠隔制御株式会社(JR)は破産しましたが,技術は素晴らしかったのでRC DEPOTが権利を買い取り現在も作られています。 「T/Rセット」は「トランスミッター(送信機)/レシーバー(送信機)セット」の略です。 他にも安価な外国製(主に中国製)もありますが,直輸入品はスロットルが左のものもあります。長く使うもので墜落とは無縁なので安心の国産が良いと思います。 Amazonやbanngoodなどで外国製品を直接買うと出力が大きくて日本の電波法違反になることがあります。  外国製品は国内のショップ経由で買えば「ラジコン発信器適合証明」のシールが送信機の裏側についています。 最近Amazon.jpのFrskyなどは「右スロットル」,「技適対応品」とはっきり示しています。

技適対応品

受信機  受信機は送信機に適合したものであればコロナ社製などが安価です。送信機のT/Rセットには受信機が付いています。  T/RセットのTはトランスミッター(送信機),Rはレシーバー(受信機)の略です。

充電器とバッテリーチェッカー

 充電器は現在,ジーフォース G6 AC Platinum Charger G0194 を使っています。8,000円ほどです。  将来を考えると色々な充電ができる物が良いと思います。クラブでも何人か使っています。  バッテリーチェッカーはセルごとの電圧測定や残量の確認につかいます。1,500円ほどです。 G6 AC Platinum Charger G0194 はセルごとの電圧,内部抵抗の測定ができます。バッテリーチェッカーの機能を持っています。

充電器 充電器

↑バッテリーの端子に応じた充電ケーブルが必要です。

バッテリーチェッカー バッテリーチェッカー

費用

 「練習用ラダー機」や「練習用EPS機~機超簡単工作」,「練習用軽量セスナ」およその価格です。送信機,充電器と工具は除いています。

受信機4チャンネル 3,000円
モーター10~15g 2,500円
マイクロサーボ4~6g 2個 1,500円
ESC10A 1,500円
カバーフィルム60×100㎝ 1,000円
バルサ材ヒノキ棒1,000~2,000円
ピアノ線1.5㎜   300円
超軽量ホイール2個   200円
プロペラGWS6030   150円
リポバッテリー2セル360mAh 1,500円
    合計12,650円
※EPSは800円ほどです。

こまごましたものはアマゾンやヤフオクで購入しています。コンビニ決済で振込手数料が0円なので便利です。(最近100円になりました。) 「練習用ラダー機~のんびりフライト」「練習用スチレンボード機~超簡単工作」「練習用軽量セスナ タイプⅠ,Ⅱ」のページも参照してください。

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