● | 「小型で手軽に飛ばせる」をコンセプトに作製しました。翼断面RAF-34のスポーツ機で,低翼です。クラークYに比べてかなり風には強い方です。 |
● | このサイズの小型機(翼長650㎜,全長500㎜)は翼面積のバランスが難しく,少しでも機器の重さの変わると影響するようです。 |
1 フライト日誌
2021/04/11
今日は風が強くて飛ばすのはとても無理でした。3人しか集まりませんでした。
2020/10/11
↑離陸の様子です。着陸脚を短くしたので良く滑走します。 7×4EとTAROT MT 1806 2280 KV CW です。 2Sの方が良いようです。
この機体は2機めですが,安定性に問題がでてきました。原因は,サーボを9gに変えて16gの増量,モーターで5gの増量,ESCを15Aに変更でさらに増量,主翼より上の質量が増えたことにあるようです。主翼より上の質量が増えたので上反角を増やして10°にしてみます。 翼面荷重が24.7から28.1に増えています。
2020/05/30
↑モーターをRacerstar BR1806 2280KVに変えました。飛行前の推力確認。帽子がないので白髪が……😊
↑無事離陸しましたが。少し吹きおろしの風があるせいかモーターを変えたのですが,推力は感じとしてあまり変わりません。 なかなか離陸せずにパワーをかけてやっと離陸します。離陸直後はパワーが強すぎてすぐに落とさないと暴れます。原因は主脚が後ろ過ぎて,主脚の前の重さが大きいことにあるようです。主翼を手直ししてみたいと思います。
↑次回は3Sリポで飛ばしてみます。約20gの増量にはなりますが
2020/05/24
今日は風が強かったのですが,結構安定しています。地形上吹きおろし風が生じる場所があるのでもう少し推力が欲しいと感じました。次回は推力アップで臨みたいと思います。
2020/05/17 今日は久しぶりに無風に近く微調整が可能でした。取り付け角度が0でしたが,1°にしたら非常に安定しました。 尾輪式の場合は滑走開始時に尾輪が接地しているのでプロペラ後流の影響はあまりありませんが,前輪式の場合垂直尾翼はプロペラ後流の影響を大きく受けます。対策としてはサイドスラストを大きくする方法もありますが前輪をできるだけ前に持ってきて主脚との距離をとれば結構解決することがあります。 本機は着陸の衝撃で前輪のピアノ線が後方に曲がり易く,曲がると直進が難しくなります。 車もホイルベース(車軸間距離)を長くすると直進安定性は増えます。同様な理由だと考えます。
2020/03/08 風の中テスト飛行を強行しました。パイロットはベテラン「あいらフライトクラブ」会長N氏。 癖もなく風に強い機体ができました。
↑飛行場デビュー
主脚が重心より少し後過ぎるので滑走中に少しエレベータを引かないと離陸しません。エレベータを引きすぎると前が上がったときに急に機首をあげます。スピードが付いたら軽くエレベータを引けば問題ありません。 水平尾翼のモーメントアームが短いので心配しましたがピッチングは安定しています。 前輪は1.5㎜ピアノ線ですが,2.0㎜にしないと少し弱いようです。 エルロンのホーンが弱く片方外れてしまいました。エルロンの効きが悪く確認したところ片エルロンで飛ばしていました。
2 サイトを参考にされた方々の作品
2021/02/08 佐賀県のOさんの作品です。スチレンボードを使っておられます。見事な仕上がりです。
Oさんの感想 旋回、ループ、ロールと快適でした。ロールはかなり早いです。自分の技量では満足の飛びでした。 プロペラはAPC6×4Eを使用しました。次回は、GWS6050を使うつもりです。
3 仕様
主翼 | ||
翼型 | RAF-34 | |
平均翼弦 | 15.0 | ㎝ |
翼長 | 65.8 | ㎝ |
面積 | 987.0 | cm2 |
水平尾翼 | ||
平均翼弦 | 8.0 | ㎝ |
翼長 | 28.0 | ㎝ |
面積 | 224.0 | cm2 |
モーメントアーム | 29.7 | ㎝ |
水平尾翼容積比 | 0.45 | (0.30~0.60) |
垂直尾翼 | ||
平均翼弦 | 9.6 | ㎝ |
高さ | 12.0 | ㎝ |
面積 | 115.2 | ㎝ |
モーメントアーム | 30.0 | ㎝ |
垂直尾翼容積比 | 0.053 | (0.02~0.05) |
重量 | ||
胴体 | 135.0 | g |
主翼 | 76.5 | g |
Lipo 2S600mAh | 32.0 | g |
計 | 243.5 | g |
翼面荷重 | 24.7 | g/dm2 |
主翼垂直尾翼面積比 | 11.7 | %(5~10) |
詳しいデータが別ウインドウでご覧になれます。 ▶Robin_HR200.pdf
翼型について
▶raf34翼断面と特性 風に強い反対称翼RAF-34とクラークYの比較 ▶RAF-34 Clark Y 比較
4 実機について
ロビンエアクラフトはフランスの軽飛行機のメーカーです。 ロビンはATL,DR100,R200,R300,R400,HR100,HR200など多くの種類があります。 HR200の初飛行は1971です。(▶Wikipediaより)
Robin HR.200-120B 2017/02/21 Original image:▶wikimedia commons Copyright:Mike Burdett from CROMER, UK (CC BY-SA 2.0)
Robin HR200 G-BVMM 2007/06/28 ケンブリッジ(英国)空港 Original image:▶wikimedia commons Copyright:I, Keith Edkins (CC BY-SA)
全長 | 6.01 | m |
全幅 | 8.33 | m |
翼面積 | 12.5 | m2 |
自重 | 515(780) | kg |
最大離陸重量 | 780 | kg |
エンジン | ||
ライカミングO-235-L2A | 120 | pH |
最大速度 | 296 | km/h |
クルーズ速度 | 223 | km/h |
実機の翼型はNACA23015です。